爬虫類同心 戸浦六宏

テレビ時代劇での楽しみのひとつにゲスト悪役の存在があります。
流して見ている視聴者にも顔をみれば、あーあの人とわかる
キャラが立った人たちです。

こんな代わりのいない人たちに限って早世で戸浦さんも既に故人です。

更にはこの時代の主に悪役を演じてた人たちは
決して専門ではなくたまにいい人も演じてて
それがまたドラマに深みを感じさてくれたりするのです。

戸浦さんもほぼ80パーセントが悪役で陰湿でしつこく
蛇のような目で相手を追い詰めるとても嫌な役が多く
僕が特に印象に残ってるは新 必殺仕置人の最終回の前の回に
登場する長次役、この顔。
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黒眼帯でこれほど顕著に悪役ですよーってアピールしている役も珍しいのですが
ここから遡る事十数年前にこんな役
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あれ?同じ役?
実はこれは善玉役。
青年同心隊という今はもう絶滅した30分枠時代劇で
若い同心たちを厳しくも暖かく見守るベテラン同心、加川役。

この番組、メインの演出をウルトラシリーズでおなじみの
飯島敏宏氏(その他樋口祐三氏の名も)がやっており
レギュラーにウルトラマンのイデ隊員役をやるはずだった
石川進氏が出演してて石川版イデが実現してればこんな感じだった
のだろうかと想像させられていろいろ楽しませてくれる作品です。

円谷作品で言うと、戸浦氏は怪奇大作戦の死神の子守唄で
悪役でない苦悩する教授役をやっていて岸田森との
夢のような競演をしていますね。

こういうナイーブな知性を感じさせながら凶悪な感じを演じる役者さんが好きです。

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